河波定昌理事長は平成十四年六月十一日、日本文化振興会(総裁・元皇族伏見博明、名誉総裁・元皇族六条有康、理事長・経済学博士機勝正)より「社会文化功労賞」「国際文化栄誉賞」を授与されました。
この賞は日本の学者で広く国際的に活躍し、特に著しい功績のあった人に贈られます。
晴れの授賞式には理事長、諦子夫人がご出席、菊の紋章の輝く賞状と勲章が授与されました。長年にわたって理事長を支えてこられた夫人のお喜びはさこそと推察されます。
さらに、河波理事長は七月十九日、国際的なインターナショナル・アカデミー・オブ・エデュケーションから「国際栄誉賞」「フェロー」の称号を授与されました。
この賞は当初、オックスフォード大学が、全世界の学者の中から、国際的に活躍していて、その内容が高く評価される人に授与する賞として創始したものです。後になって、国際的な賞、称号となり、現在、本部をアメリカのロサンゼルス市に置くようになりました。
受賞できた人は非常に少なく、希少な階位、資格であり、ノーベル賞と同格の評価があります。
河波理事長更なる栄誉
河波定昌理事長は平成十四年十二月四日、U.Sアカデミー(学士院)より『アカデミシャン(終身特別名誉会員)』の栄誉称号を贈られました。
理事長が、これまでオーストリア・ウィーン大学などヨーロッパ各地での講演やシンポジウムなど発表された東西の比較思想や浄土仏教の論考、また、西洋と東洋哲学の新たなる統合を提唱してこられた質の高い学説が認められたものと思われます。
ヨーロッパの大学や学会では理事長の学説や研究に共感や興味を持つ学者や学生が多いといいます。このたびの受賞は、上人の学説が日本にとどまらず、広く世界に及んでいくことを確信させるものです。
空外上人は当記念館が完成して間もなく後継者に河波理事長と決めておられました。
空外会会員を始め地元出雲加茂町の人々ともう一度「ルネッサンス出雲神話」が到来することも近いと確信致します。
理事長、重ねておめでとうございます。
周道空喜 |
(ひかり誌 十四年一〇月号、十五年二月号を参照しました) |
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