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拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素より空外記念館のことにつきましては、格段のご理解ご支援を賜り衷心より感謝申し上げます。
空外記念館は、空外先生が「無二的人間」を求道される暮らしの中で、自然に蒐まり、求道の心の糧となさった尊い文化財、美術工芸品、学術文献とともに、空海、良寛と等しく、「いのち」が躍動する心の書を収蔵し、後世に伝えるとともに、毎年湿度の低い十月を択んで一般公開する平成の正倉院ともいうべき建物です。
科学が進歩し、経済が豊かになっても、心の荒廃はすすむばかりのこの世に、空外先生の心の華に接したいと入館される人々はあとを絶ちません。
空外先生が、自ら巨額の浄財を捧げられ、千年の後に教えを伝えるために千年の風雪に耐える木造の建築技術をもって設立されたこの記念館の護持運営は主に会費、寄付金や事業収入、お茶会、書籍販売など努力をいたしておりますが、昨今の情勢により、基金の果実が望めない現事情にあって、会費や寄付に頼るところが大きいものがあります。
そこで、空外先生の遺徳を敬慕し「無二的人間形成」の教えが永遠の大燈となるよう、この度、広く会員募集と芳志による寄付を勧募いたします。
ご賛同いただける方は、お振込いただければ幸甚に存じます。
尚、会員の方より会報のみ購読したい方もおられるとの要望にお答えし、広く会報会員を募集いたします。会員の皆様には是非とも多くの皆様にお勧め戴きますようお願い申し上げます。 |
記 |
・会 員 |
年 会 費 二千円 |
・会報会員 |
年 会 費 千 円 |
・寄付金 |
随時受付けています |
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空 外 記 念 館
理事長 江 角 弘 道 |